2004.10.11月


2004.11.30(火) 【29歳の自分へ】

 これまでずっと、目先の問題をなぎ倒す勢いで突き進んでいた自分。
 自分には精一杯の歩幅と歩調で、呼吸すら忘れるほどに夢中で歩いてきた。
 ふと、息苦しさに息を吸ってみたら、思いの外息が切れていた。
 気づいてしまったら、もう今までのようにはできなくなった。
 苦しくて、呼吸を整えようとしても、身体は思うようになってくれなくて。
 歩かなければと思いながらも歩けない自分が悔しくて情けなくて。
 泣きながら、根が生えたように動かない足を呪った。
 そのうち、どうしようもなくなって、そのままその場にへたり込んでしまった。

 このまま、みんなに置いて行かれてしまうのかもしれない。
 焦りばかりが募って、不安になりながら辺りを見回し、そして少し驚いた。
 駆け足で走り抜けて行く人や、早足で歩いている人ももちろんいた。
 けれど、立ち止まって周りの風景を眺める人や、ゆっくりと座ってくつろぐ人。
 横になって眠っている人だっている。
 そのうちの一人と目が合うと、その人はにっこりと満足げに微笑んだ。
 動けなくなったら、動かない。休んでいれば、またそのうち歩けるようになる。
 何となく、そんな風に言われているような気がした。
 呼吸を整え、動かなくなった足を労り、問題以外のものに目を向ける。

 何の変哲もない、ありきたりな風景。自分にとってはただの背景だったそれ。
 だけど、こうして止まって眺めるその風景は、確実に元気を与えてくれる。

 歩けるようになったら、今度はゆっくりこの風景を眺めながら歩こう。
 もちろん、目の前に立ちはだかるものにも目を向けなければいけないけど。
 遥か遠くに霞む、あり得ない理想を追う前に、この風景をゆっくり楽しもう。
 そうして歩いていれば、遠い遠い目的地も、案外近いものになるかもしれない。

 そう思ったら、身体が軽くなった。
 また歩ける。歩く事の楽しみを知ったのだから、歩いて行ける。
 歩くことを、楽しんで。


 *** 猫又、二十九歳の女性として、内面を輝かせる生き方をしていきたい。
    誕生日を迎え、そんな事を感じたのでした。




2004.11.10(水) 【おうちでエステ】

 もう更新をしない言い訳すら浮かばない管理人です。ごめんなさい。
 とりあえず今はちょこちょこ小説を書いています。ホント、ちょこちょこですが……

 さて、つい最近ですが、近所のホームセンターでセラクレンズ なるお風呂用品を買いました。
 シャワーヘッドに回転するブラシだのスポンジだのが付いていて、水の力で回転してお肌を優しくクレンジングしてくれるという代物です。
 初めは怪しいかなー…と思いつつ、好奇心にかられついつい買ってしまいましたが、使ってみたらあらあら(´▽`)。お肌すべすべじゃーないですか! 奥さん(誰)!

 ワタクシ、顔に似合わず柔肌なので、いつも柔らかいタオルで身体を洗っていたのですが、このブラシは全然痛くないし、洗い上がりが全然違うんですよ。

 そんなわけで、今のワタクシの楽しみは、このセラクレンズでお肌をピカピカにしたあと、すべすべになった自分のお肌をにひひと笑いながら撫でる事です。

 うふふ〜 ゞ(´▽`)キュッキュ




2004.10.25(月) 【いい加減に】

 ……更新しろよっ。という己の中の突っ込み役が叱咤しているわけですが、どうにもネタがありません。
 というわけで、皆様ご機嫌いかがでしょうか?
 ネタがない……というよりも、ネタにしようと思った事を考えついた端から忘れてしまうという、素晴らしくアホな猫又です。

 日々は穏やかに過ぎてゆき、ワタクシの脳みそは穏やかを通り越してほぼ機能停止状態でございます。人間、使わない機能は本当に衰えてゆくものです。良い子はこんな風にならないように、気をつけましょう(^^;。



 さて。本題ですが、一昨日、新潟地方で大きな地震が立て続けにありましたね。

 ワタクシは丁度旦那と映画を観ていて(実は鑑賞しながら映画の話を日記ネタにしようとしていた)、エンドロールが流れている頃に地震がありました。
 「このエンドロール、やけに字が揺れるけど、わざとかしら…」 などと考えていたら、揺れているのは地面と映写機とスクリーン、そして自分たちでした(^^;。

 関東では震度四未満の小さな地震なら割とあるので、地震は慣れているつもりでした。それでも、一昨日の地震(ワタクシのいた地域では震度四でした) は結構怖かった。
 震度六強といったら、相当揺れも激しく、本当に怖いだろうなぁ……(T_T)

 今後も余震が続くと想定されているそうで、今朝も地震があったようです(こちらでも揺れを感じました)。被災地の方々は不安な時間を過ごされている事でしょう。
 被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
 そして お亡くなりになった方のご冥福を心よりお祈りしたいと思います…。

 それにしても、こういった天災による被害というのは、どこに怒りや悲しみを向けていいのか分からなくなるものです……(T-T)。




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